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ふと、本当に気まぐれに手を動かしていて
何故か書いてしまった。アレ刹。
・・・
アレティエでも変換可能だと思う。
相変わらず、時間設定とか苦手です。
「願ひ華」ニコ見ててイイ曲!!っと思った。
読んでもOKなかたは、どうぞ。
切なくなる
君を見ていると
切なくなるんだ…
救えるなんて、
おこがましい妄想は抱かないけれど
どうか、君を抱いていさせて
触れ合うぬくもりで
お互いが生きていることを確認させて…
武力介入を開始して、しばらく経った頃。
刹那はプトレマイオスの休憩室にいた。
いつものことで、ティエリアはヴェーダルームに引きこもり、ロックオンは自室にいると思われる。
刹那が、自室で筋トレをしていないのは珍しかった。
無心を装って、彼に近づき声をかける。
「戦っていないと不安かい?」
アレルヤからの質問は、遠くて近かった。
「なぜ、戦う。居もしない神の名を上げて」
口をついてこぼれた吐息。
それは、同意か厭きれか
「・・・悲しいね」
「アレルヤ」
「信じたいのなら、人を殺さずに信じていればいいのに」
「神はいない」
「そうだね」
「どこにもいない」
「うん」
「アレルヤ」
刹那はシートに腰掛けたアレルヤの隣にかけた。
音も立てず、アレルヤの引き締まった腕が、刹那の肩を抱く。
安心するぬくもり。
いままで、感じることの無かった安堵感。
目を閉じてしまえば、快楽を与えてくれるであろうことは、今までの経験上承知していた。
「刹那?」
アレルヤに慰められるのは、初めてじゃない。
だが、続けていくことも、躊躇われた。
「なんで、こんなことを・・・」
初めて抱かれたのは、アレルヤが20歳になる前のこと。
そんなに回数を重ねたわけでもないのに、焦れていく自分が情けなかった。
「刹那、僕が欲しくない?」
「!!」
「こっちの刹那は、欲しそうなんだけど」
アレルヤの形の良い指が背中側から伸び刹那の上を撫でる。
「!!アレ・・・」
「嫌なら嫌っていえばいいんだよ」
アレルヤは諦めたように、抱いていた腕を解いた。
「・・・切ないよ、刹那」
「え?」
「僕が触れることも拒絶するんだね」
「あ」
「ごめん・・・」
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